ナレーション原稿の種類について

ナレーション原稿の種類

ナレーション原稿には実に色々なものが存在しています。下記にその種類を挙げてみましょう。

■ドキュメンタリーナレーション原稿

■CMナレーション原稿(ラジオ・テレビ・映画)

■ラジオパーソナリティ原稿

■教材(イーラーニング等)

■ニュース原稿

■アナウンス原稿

■絵本・朗読原稿 などです。

それぞれに読み方に特徴があります。ただし、それを今ここで簡単に明記することは難しく、やはりその事務所の特性などから同じ種別の原稿でも少しずつ読み方の指示(ディレクション)の仕方は変わってきます。そこで、ただせっかくこのブログを見つけてくださった方のために、唯一ナレーション全般に言える「タブー」をここに明記したいと思います。

ナレーションを読むうえでのタブー

ナレーションを読むにあたって、絶対的にしてはいけないタブーというものが存在します。それを挙げてみます。

ナレーションは「かぎかっこ」のような明確な登場人物の変化以外は自身として読まなくてはならない。文章の最初から変に演技をしない。

ナレーションは基本的に句読点の指示に従う。技術的に端折る部分もあるが句読点の部分以上に区切らない。

語尾を伸ばしたり言葉の頭に変なアクセントを載せない。

こちらの3つがまず、ナレーションと言われてやらない3か条です。声優さんが、ナレーターさんに転向したり、ナレーションの仕事にウェイトを置くようになると一番困るのが本人以外の第三者になれないこと。だと私も訴えられたことがあります。とても大変なのだそうです。ナレーションは今や本当に多様化していて、自分のキャラクターをある程度出しても仕事が来る人、そうじゃない人、マルチな読み方をして定評がある人。様々です。

次にナレーションを読むうえで工夫したい事。

ナレーションを読むうえで工夫したいことは、一定のテンポになりすぎないこと、また自分の癖のテンポでいつも読みすぎないこと。です。自分のテンポで読みすぎてしまう。というは意外と気づかないところで起きています。いつも同じ入り。その手の原稿が来るといつも同じテンポ感覚。このようなところです。

■そして、これは実は今うちにいらっしゃるナレーターさんの一番のお悩みどころです。

声の大きさで読み分けしない。

これはナレーションというよりどちらかというと「セリフ」の注意事項かも知れません。例えば、演技の中で急に「協調しなくてはならない」ところが出てきたときに急に「大きな声」と「声の高さの上下で変化をつける」方というのがいらっしゃいます。これは実に難しいことですが強調しているように聞こえる事、のような演技をするような訓練をすることが何より大切だと思っています。

 

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