滑舌レッスンは奥が深い。

滑舌レッスンはただの反復練習では意味がありません。

滑舌のレッスンと言いますと、通常は、言いにくい言葉を反復して、言えるようになる。などのレッスンが主流だと思いますが、本当はとても奥が深いのです。

どう奥が深いのかと言いますと、まず、そのかたにあった滑舌トレーニング、というのがそもそも存在します。

滑舌を整えるために、腹筋群(特に、腹横筋と腹斜筋)を作用させなければならない方もいますし、それに伴い、そもそも姿勢を1から改善しなくてはならない方もいます。

又、日ごろのかみ合わせを意識しておかなければならない方もいれば、安静時(口を動かして話したりをしていない時)に、舌をスポットに当てるトレーニングをしなくてはならない方まで、

様々です。

ではそういったことをするには、何が一番必要なのか?、それは

その方にとっての美声、美音を知っておくこと。これだけです。

人の声の魅力の幅は無限で、人それぞれタイプが異なります。奥行きがあるタイプ、広がりやすいタイプ、声が胸にズーンと響くタイプ、F分の1揺らぎ的な揺らぎの成分が強いタイプ。

人は、「その方からどういう声を聞きだしたいか」と言う期待値を持っています。その方から、どういう声を聴けば安心できるのか。そして、その安心の

材料の1つが「滑舌」です。滑舌の乱れは音の乱れ。滑舌の乱れはフレーズの乱れ。人間の体で言えば心電図と同じなのです。心電図のような音の乱れが、滑舌の不具合によって起り得ます。

そうなると、人はその引っかかっている音の部分が気になりだします。「あれ、何だろうこの違和感?」。

その違和感を取り除くには、口先の、舌先の動きの帳尻を合わせるだけでは難しいのです。これが滑舌のレッスンは奥が深い。と私が説明する理由です。

一般的な滑舌レッスンなら、もしかしたらボイトレは必要ないかもしれません。YOUTUBEで何かを見ながら自分で練習すれば十分だと思います。

奥が深い滑舌トレーニングを意識的に行ってみてください。

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