声帯結節・声帯ポリープ防止のボイストレーニング

声帯結節声帯ポリープにならないためのボイストレーニング

みなさんご存知でしょうか?「声帯ポリープ」と「声帯結節」は別物であるということを・・・。

大きな特徴としては、声帯ポリープは声の音域全般が出しずらくなるために、気づきやすい。「声帯結節」は、音域のある一部分が著しくダメージを受けている場合があり、ご本人もそれに気づいていない場合が多いということです。

正直なところ、「声帯結節」でお医者様から手術を勧められるようなレベルの方というのは、ボイストレーニングで「治る=声のかすれば治る」ということはまずありません。

ただし、普段の使い方とは違う使い方をするうえで、「やや声の出がよくなった気がする」ということは大いにあり得ます。

一番困るのは例えばアーティストさんや、タレントさんの面倒を見る側の方にこの知識があまりないパターンです。

YOUTUBEの動画などで、「ボイトレで声帯結節が消えた1」などとうたわれている動画には少し警戒してしまいます。

 

声を嗄らさないためのボイストレーニング「え?」なぜ、こうなる前に専門機関に行かなかったのかな?というパターンをいくつも見てきています。

地下アイドルさんのイベントやアニソンイベントに出向くと、一人は必ず見つかる「結節選手」

 

なぜ「選手」という言い方をするのかと申しますと、ご本人がたは「歌を習ったり、ボイストレーニングをして、一生懸命にやれば劇的に声がよくなる=疾患が治る」と思っているのです。

ですが本当に彼女たちに大切なのは、「休養」なのです。

実は以前このような方がいらっしゃいました。夏場で、「体がだるい」と言っています。もっと話を聞くと、のどの片側だけが腫れている。きっと扁桃腺だと思うというのです。

その方は、毎週のようにどこかで歌を歌っています。女性です。

足を見たら、足がパンパンです。むくんでいます。浮腫む、ということは血液の流れも水の流れも悪いということです。水も血液も本来流れなくてはならないところに流れていない。ということなのです。

これは、まずその流れの道を確保することが大切だと判断しました。その方に、必要なリンパのマッサージを行っていただきました。

普段おもに行うのは、鎖骨の上と、足の親指の付け根です。

この二か所をほぐし、立ってもらい、足を大きく上げて足ふみをしてもらったら、ご本人曰く「のどの急激な痛みが取れた」というのです。

そのあとはご想像の通りで、レッスンでもとても良い、脱力のできた声が出せました。

ボイストレーニングだからと言って声をださなくてはならないわけではない

ボイトレに来ると、どうしても「声を出すこと」に集中してしまう方がいます。人によってはそれは逆効果になる場合もあります。

こういった感じで、「息の通り道を確認するような作業」も必要です。
こちらは「声帯結節」の方のためのボイストレーニング
ちなみに皆さんご存知でしょうか?
声帯結節の場合、投薬治療の場合はたいてい「消炎酵素材・消炎鎮痛剤・ステロイド」などがメインです。
要は炎症を起こさないようにしていくこと、が主な治療となるようです。
また「フォーミング」という声帯に発声時「泡」が発生する状態になる方は声帯結節に移行するといわれています。

声帯萎縮と声帯結節では対応が変わってくる。

声帯萎縮を声帯結節と勘違いされてくる方は割と多くいらっしゃいます。皆さん同じ様におっしゃるのは、「私はもう高い声は出ないんです。出せないんです。」ということです。
高い声が出ないと思っているのか、これでもか?というくらい低い声をうならせて発声される方が特に女性の年配の方に見られます。
ジャズもシャンソンもだめだったので、もう歌う歌がない。っとおっしゃる方に、あえてクラッシックの曲を勧めたりして、だいぶ頓珍漢だといわれますが、
声帯萎縮で高い声が出ない場合、声紋閉鎖の訓練をせずに、ただただうなり声を息混じりで低音で歌うことに何のメリットもありません。
蓄膿症から来て、痰が絡むという方へは耳鼻咽喉科へ。明らかに結節がありそうな初見の方はボイスクリニックなどをご紹介しています。

関連する動画はこちらです。。

 

 

 

 

 

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