宅録の方で、お仕事が取れる方の特徴。
宅録ナレーターの方で、実際に候補出しに残る方の生徒さんの特徴
宅録ナレーターさんをレッスンする中で、「こういう方が候補に残る」という兆候のようなものを動画にまとめました。
宅録に限らず、ナレーションでお仕事を獲得することが出来る生徒さんの兆候。でもあります。
最近のナレーションの流れ、必要とされる技量についても語っていますが、一番キモとなるのが「どういう風にレッスン(ワークショップ含む)を獲得していくのか?」という心持ち。のようなところです。
こちらからご覧ください。
表面上の読みの技術(例えば抑揚やアクセント等)は、その場その時の意識をキチンと持つことが基本的に大切になってくるのですが、(読み方の地図のような感じです)
例えば、その内容は同じく表現の範囲だと思っていても、実はそれは根本的な基礎力がないとうまく出来ない内容だという事も少なくないのです。例えば、表現の範囲の話だと思っていたら
「母音の圧が弱かった」という事であったり、「母音を発音するときにあごや唇の動きにたよってしまう」というようなことであったり、声を発するのにいちいち「息が多すぎる」というようなことは
ご本人が気づかないと、癖として認知されないような内容でもあります。
勿論、そういったことに気づくのが我々の仕事なのですが、我々が ①気づく→②生徒さんに指摘をする→③生徒さんもそれを意識する→④毎回の事だと生徒さんが気を付ける。→⑤プラスアルファで生徒さんが何かに気づいたり、そこから派生したご自身の色々な癖や、直すべき場所等に気づけるようになる。
といったような具合が理想的です。
なので、我々はあくまで「きっかけをお渡しするだけの存在」というのが理想的でしょうか?
ボイストレーナー同様に、生徒さん側にも聴き分けの聴力を。
宅録の作業をしている方は、そうでない方に比べて、ご自分の声や読みに厳しくなる兆候があります。
これは当然で、やはりリップノイズやタンノイズなどのわかりやすい所も含めて、ご自分の発する音が気になって仕方がない。とか、中にはやり直せばやり直すほど正解がわからなくなる。
という方もいらっしゃいます。
でもそんな風に創意工夫を色々していけると、その中からやはり理想とする音が見つかる。という経験が今までもたくさんありました。
音響監督(エンジニアさん)だけではなく、クライエントさん目線で刺さるナレーションを。
エンジニアさんは、当然クライエントさんの気持ちを汲んでオーダーを出されます。
ですが、エンジニアさんが出すアドバイスというのは、やはり経験値からなるものなので、あくまでナレーターさんはご自身の経験値を元に、同じようにクライエントさんの気持ちを汲んだナレーションが読めるようになるのが良いのではないか?
と思います。