仕事を取る秘訣はとにかく声を磨くこと。
声を磨いたら、仕事が増えた!はよくある。
声を磨いたら仕事が来た!というお話です。
これは本当にあった怖い話(ではなく、本当にあった素晴らしい話)ですが、
実は私の生徒さんに俳優さんの方がいらっしゃいます。その方は当初「俳優なんだけど、ナレーションの仕事をしたくて来ました」
といってこられました。
ちなみに、もちろん俳優さんとしてのスキルは相当量持ち合わせている方でしたが、ナレーションは初めてというう事で、まずはナレーションを読むときの声のトーンん何かのお話を事細かにしていきました。
実際役者さんの場合には、基本的にその役柄になる。という所がベースなので、その人そのもので声を発するという機会は意外との少ないのですが(勿論声優さんと違ってそれでも声を作りすぎるということは無い)
ただ、ナレーションの場合には、一定量「ナレーションとしての声のトーン」みたいなものは存在して、そこにカーソルをまず合わせるという作業は絶対的に必要でした。
なので、「〇〇です」「〇〇します」の様な語尾の処理に関しての話を細かくしていって、単語の立てる場所や、癖のあるアクセントを変えるような指導をしていきました。
するとある時、「めちゃめちゃ上手じゃないですか!なんでだろう!!」というタイミングが訪れまして・・・
それというのも、実際ナレーションをされている方であればわかると思うのですが、ここ最近のナレーション(声優さんや外国語映画吹き替えも含めtえ)のセオリーがとにかく大きく変わってきていて
いわゆる「役者ベースの演技」という所をすごく求められるようになっているんですね。
そこのところのベースがその方自体がもともとある方だったので、いわゆる私の生徒さんの他のナレーターの方よりも技術の上達が早い早い。
結果、その方は声の演技も役者の演技も変わらないのでは?という事に気づき、
役者の演技の際にもご自分の声の事に研究を重ね、いまやどの現場に行っても「声がいい」「声に特徴がある」「その声ずっときいていたい」という名目で
お仕事につなっていると言います。。
そう、声の鍛錬は、もちろん基礎をやり続けることも大切ですが、一番大事なことはセルフプロデュース。自分の一番の強みを理解し、自分でそこを伸ばそうと思う事。
そこから始まります。いくら技術があっても、響かない歌ではダメです。ですから、話し方も同じです。
これは営業手法でも同じことが言えます。
今後その生徒さんの活躍が気になります。