本当の「話し方レッスン」が出来る先生ってどのくらいいると思いますか?

話し方の先生が「出来る」と認められる人材とは?

今日は大変シリアスなお話をします。物事には、「加減」とか「範囲」というものが存在します。

話し方のレッスンを私が立ち上げたのが2013年頃。スタジオを間借りして始めました。

それより前は、2010年の状況からずっと、スピーチのボイトレの教室にレッスンに伺っていました。そこでなかなかボロクソに言われたので、

今ぐうの音も出ないようなレッスンが出来ている。というのもあります。

話し方レッスンに必要なスキルは非常にたくさんあります。

まず、うちにお悩み相談で非常に多い順にお話していきます。

1 声が小さい、声の圧が弱い

2 腹式が出来ていない気がする。体が使えていない。

3 滑舌が明瞭じゃないといわれる。

4 マイクに余計なノイズが入る。(リップノイズタンノイズ)

5 アクセントが治らない指摘される。

6 変な読み方の癖が抜けない。

7 ナレーションの読み方よくわからない。

8 自分の個性が出せない。

といった具合です。まず、1と2は、比較的「スタンダード」なでレッスンが出来る先生であれば、基本的に対応可能です。

しかしながら、3番から先は、一気に専門性が上がります。例えば、この1~8のお悩みを見た時に、ぱっとでも1つでも先生の頭の中に、どういう問題があって、そうやったら解決できる。が浮かんでこない人は、技術不足。考察不足です。

そして、こちら側として先生をご紹介するときに非常に困るのが、4番5番です。

これって仕方ない事ではあるのですが、女性は年齢を重ねると、口の渇きが起きやすくなります。これはホルモンバランスの問題や、もともとの唾液の分泌量の問題が大きく関わってきます。でも、ノイズが入りやすくても入りにくいような話し方が出来るように訓練も出来ます。

ただ生徒さんが、「ノイズ」で悩んでいるのに、先生のあごががくがく言っていたり、しょっちゅうノイズが入っていたら生徒さんどう思うでしょう・・・。

そこなんです。

そして、過去にクレームとして挙がってしまったこともある、アクセント問題。人っていうのは、聴いた音をレコーディングする技術があるので、特に西地方のアクセントは話しているうちに遷ってしまう事もあります。

さらに、アクセントを治す第一歩として、まず根本的に自分のアクセントが、NHKアクセント辞典のものと違っている。と認識できないのはもっとまずいです。

これが一番の問題になります。辞書が引けない、疑問に思わないというのは、その方の頭の中にまったく標準アクセントが入っていない。という事ですから。

これは大問題です。

ただ、一つだけ言えるとするならば、4番5番が極端に弱いけれど、他が120点満点の場合、その生徒さんに足りないものを沢山持っていると判断した場合には、きちんとマッチングすることも考えます。

得るものの方が大きい場合ですね。ただ、アクセントに関しては、1からやらないと治らないので、こちらのサポート労力が非常に必要になってしまいます。

そう考えると、ボイトレスクールという名義でも、完全にナレーターよりで、現役の先生にした方が良い、という考えもありますね。

今後、そこまで考えていきたいと思います。

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